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ラジウム温泉と怖い放射線の違いについて

特許取得機能素材『スパオール』は温泉鉱石が使われています。ラジウムや放射線について、その違いは何か?という質問をしばしば頂きますのでここで解説します。

放射能は怖い、というのは世界の常識です。世界唯一の被爆国であり、東日本大震災で大きな被害を被った日本人にとっては単なる常識以上の怖れになっていると言ってよいかもしれません。一方で、三朝温泉や玉川温泉など、放射線を発するラジウム温泉に千年近くも親しんできたことも事実です。健康的なラジウム温泉と怖い放射線の違いはどこにあるのでしょうか?

放射線がDNDを傷つける

まず、放射線がどのように怖いかというと、我々の身体を構成している物質の原子から電子をはじき出すというのがスタートになります。電子をはじき出された原子は化学的に非常に不安定なので、どのような反応をするかわからず、中にはメチャクチャな反応をしてしまう原子も現れます。さらにはじき出された電子もでたらめに飛び回り周囲の分子を傷つけます。このようなことが我々の細胞内で発生することで、細胞核にあるDNAが傷つき細胞が死んでしまったり、死なずにガン化するなどの障害が生じます。これが、放射線障害と呼ばれるものです。

三朝温泉のガン死亡率は全国平均の半分以下

一方、ラジウム温泉の効果で数値化されているものでは、1992年の岡山病院三朝医療センターの調査が有名です。三朝温泉の住民を温泉地域と周辺農地地域とに分け、それぞれの36年間にわたるガン死亡率を計測し、全国平均と比較するという調査です。その結果、全国平均に対して、温泉地域住民のガン死亡率は男性でマイナス46%、女性でマイナス54%と半分程度にとどまり、周辺農地地域では男性マイナス15%、女性マイナス23%となっていることがわかりました。この調査によって、ラジウム温泉はガン予防に効くと言われるようになりました。

とはいえ、これだけではラジウムが効いているのか、温泉が効いているのか、三朝温泉特有なのかなど、区別がつかない点があるのですが、そこに決着をつけるような全国規模の調査は行われていないようです。ともあれ、こうした調査が行われたことで、ラジウムが効いているという仮説のもと、メカニズムの検証が行われています。

強い放射線は危険。弱い放射線は健康に良い

放射線がDNAを傷つけると前述しましたが、そのスタートは原子から電子をはじき出すことでした。つまり、放射線が強いとそれだけ危険ということです。一方で三朝温泉のような弱い放射線では電子を弾き飛ばすことができないので危険はないということになります。

そのうえで、2007年に大阪府立大学産学官連携機構が発表した、ゾウリムシの増殖実験が微弱放射線の有用性を示唆しています。放射線を遮断した状態と、微弱放射線を照射した状態で、ゾウリムシの増殖状態を測定したところ、放射したほうが約2倍も増殖しました。これにより、微弱電磁波が生命活動に有用に働いている可能性があるとしています。

特許取得機能素材『スパオール』は微弱な電磁波を利用していますが、その強さは、製品の状態ではほとんど大気中と同等で危険はありません。弱い放射線のイイところ、というわけです!

※電磁波は放射線の一種です。

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